サンパウロ教区速報 117 - agosto 06


Convento Ss. Trindade, SP


 

1.    41回 サンパウロ教区総会開催

サンパウロ教区では8月18日、19日の両日、サントアマーロ区の三一修道院にて第41回教区総会を開催した。34名の聖職の内29名、信徒代議員42名中39名が参加した。今回は特に北米の姉妹教区の中央ペンシルバニア教区のマイケル主教とマジョレ司祭、信徒代表のラケル夫人が特別参加された。マイケル主教は特別に「主教職」について講演された。同主教は12年間教区主教を勤められ、定年を4年間残して本年10月任意退職される。

     

教区聖職による聖餐式           マイケル主教と伊東主教

 

教区総会は伊東主教司式、マイケル主教及び全教区聖職補式の聖餐式を持って開始された。教区主教は説教で「主教教書」を読んだ。また、来年9月で定年を迎えられる伊東主教は、次期教区主教選出の臨時教区総会を来年67日にするむね告示された。同時に教区主教は「次期主教選出準備委員会」を指名された。

     

 

教区総会の模様 

 

 

2.   教区の 麻薬常用者更生施設の新らしい建物完成

 

サンパウロから550kmのアラサツーバ市に教区の児童麻薬常用者更生施設「アングリカン教育センター」が存在するが、その拡張の一環として、40名収容可能な新しい建物が完成、821日、同センターにてその落成式がマイケル・クレイトン主教臨席の元、伊東主教によって執り行われた。この施設完成にはペンシルバニア中央教区が物心両面からサポートされ、今回落成に至った。ブラジルにおいては、都市のみならず地方都市でも麻薬が蔓延し、また、毎年その常用者の年齢が低下しているのが大問題となっている。教区としては今後、常用者の更生だけではなく、予防についても啓蒙活動を計画しており、同センターもそのため,利用される予定。

 

同施設の落成式に出席したマイケル主教

 

                                       

落成式での伊東主教

 

記念プレートの除幕式              収容の青年たち

 

 

3.    サンパウロの日系教会ー聖ヨハネ教会新会堂落成4周年記念礼拝

813日の日曜日、聖ヨハネ教会は新会堂落成4周年の記念感謝礼拝を執り行った。司式は伊東主教、説教者はカトリックのエクメニカル担当のビゾン司祭であった。礼拝の中で同教会では今年二度目の堅信式を行い、新たに3名の青年が堅信を受けた。

現在、2年後に創立75周年を迎える同教会は、会衆の半分は純ブラジル人となっており、主任司祭、2名の牧師補はブラジル人であるが、佐藤儀助司祭が日本語礼拝担当司祭として勤務されている。また、副牧師の弓場司祭は現在、東京の聖公会神学院で短期留学中。

     

                      Rev. CPzar (esq), Pe. Bizon, D. Hiroshi e Revda. ValPria                     堅信礼を受ける青年たち

 

礼拝と聖歌隊

 

また同日、9時からの日本語礼拝では伊東主教が司式・説教した。

 

4.    アラサツーバ市聖ステパノ教会公式訪問

     

Culto dominical com confirmaMIo de novos membros.

 

Enアラサツーバ訪問のマイケル・伊東両主教は20日の日曜日、聖ステパノ教会を訪問、伊東主教司式で礼拝が持たれ、マイケル主教が説教された。また礼拝の中で7名の青年が堅信を受けた。.

 健康祝福式をなす両主教

5.   姉妹教会の司祭・信徒代表カルバリー教会訪問

モジ市のカルバリー教会はペンシルバニアのSt. Paul, Bloomsburg教会と姉妹教会関係を持っているが、今回、初めて同教会のマジョレ司祭と信徒代表の2名がカルバリー教会を訪問、親交を深めた。.13日の礼拝には同司祭が礼拝に参加、説教された後、会館で信徒たちと歓談された。

左からマリエネ司祭、ラケル夫人、マジョーレ司祭