サンパウロ教区速報 114 - JUNE 06


 

聖殉教者教会礼拝堂

ミナス州南部の海抜1200メターの高地の農村の教会

 

1.    教区主教、聖殉教者教会を公式訪問

2004年10月、サンパウロよりバスで4時間の地、カウダ市の海抜1200mの山頂の村に聖公会の伝道が開始された。村はブドウ栽培者がほとんどで、葡萄酒製造を生業としている。この地で生まれ育ったイスマエル聖職候補生が聖公会に転向、自分の農園の礼拝堂で伝道を始めた。昨年の教区総会で教会として認知された。会衆は既に80人を数え、また3箇所の伝道所を持つに至った。月に2回管理司祭が訪問するほかは、当の聖職候補生が礼拝を担当している。当人はブラジル聖公会の通信教育による神学校に連なると共に、月に1回の教区神学校にも通学している。5月27日、28日の2日間、伊東主教は同教会を公式訪問し、8人の青年たちに堅信礼を授け、17人のローマ教会信者を聖公会に受け入れた。

 

     

少女に堅信を授ける伊東主教と夕拝に集う会衆

 

 

 

     

管理司祭とイスマエル聖職候補生(青のスカーフ)             日曜学校で折り紙を教える伊東姉

 

A festividade das celebraes perdurou com uma calorosa recepo feita no prrio sio do postulante Ismael.

 

2.    中央ペンシルバニア教区から「教区麻薬更生施設」へ視察団

サンパウロ教区と中央ペンシルバニア教区は姉妹教区提携をしているが、今回、クレイトン主教の依頼で、同教区で

麻薬患者更生施設に携わる方々が、当教区を訪問され、当教区の「カザヂア」青年麻薬患者更生施設を訪問され、多くの助言を与えられた。従来より、中央ペンシルバニア教区はこの「カザヂア」に財政的にも多くの援助を与えてくださっている。

 

Rev. Eric recebe Rev. John e Sr.David da Pensilvia Central

 

 

 

3.    故高津澄男主教のマンション教区に寄贈される

高津主教が逝去されて早いもので2年半が経過した。司祭、主教、また神学者として生涯を教会に捧げられた本人の意思を尊重し、

遺族の妹弟は高津主教の所有されていたマンションを、神学教育に活用するため教区に寄贈された。既に同マンションにはリカルド聖職候補生と家族が生活されている。

 

     

マンション譲渡契約書に署名される故高津主教の弟さんと妹さん

 

 

 

 

4.    いろいろな教会で開催された慈善バザー

秋たけなわの5月、サンパウロ市内の各教会では恒例のバザーが開催された。聖三一教会、聖十字教会、それに聖ヨハネ教会でそれぞれ成功裏の内に終了した。

 

 

         

ミナス州から出品した手作りの作品と聖十字教会のバザー

     

     

                       聖ヨハネ教会で開催された同教会と聖リヂア教会の合同バザー