サンパウロ教区報 2005年6月
レジストロ市諸聖徒教会
1. レジストロ市諸聖徒教会建築76周年記念礼拝開催
諸聖徒教会(廃止)礼拝堂はレジストロ市より約20キロ離れた山中にある。この地に聖公会の種が蒔かれたのは1923年(大正12年)であった。伊藤八十二宣教師によって始められた宣教は当初、日本聖公会から渡伯された信徒宅を利用された。宣教はすすみ着実に会衆は増加し、1925年にはキンソルビング主教が初めてこの地を訪問、2名の信徒に堅信を授けられた。1927年、新しく信徒なられた方の敷地100四方を教会に寄附され、礼拝堂建築の夢が広がった。折から日本聖公会神学院を卒業された故磯清司祭が帰伯され、伝道師として赴任された。そして信徒全員が「神の家建築のため、自家の用務を差し置いて努力奉仕と諸材料を惜しみなく捧げられた結果」(故伊藤大執事記)1929年礼拝堂が完成し、聖別された。この年を記念し、現在は全ての信徒がレジストロ市に移転し、会衆はなくなったものの、毎年6月に年一回のみの感謝礼拝が捧げられている。今年も伊東主教臨席の元、6月12日、会堂一杯の会衆参集のもと感謝礼拝が捧げられた。礼拝後、会館でバベキューが出席者全員に振舞われた。
諸聖徒礼拝堂での感謝礼拝
会館での親睦会
2.
スチブン・ダス新執事按手式
REV. STEPHEN DASS
6月18日(土)教区センター礼拝堂でダス聖職候補生の執事按手式が執行された。ダス新執事はインド系のシンガポール国籍で、10年前にブラジルにNGOのメンバーとして派遣され、スツリートチルドレンの世話をされてこられた。その後、聖職への召命を受け、カナダ・モントリオール教区神学院で勉学、今回再度ブラジルに戻られた。
教区センター礼拝堂での執事按手式
3.全国青年会連合会開催