サンパウロ教区報 97 -  2005年5月


ペレイラ・バッレト市の日の出

1. 教区常置委員会開催

  

サンパウロ教区常置委員会

4月30日教区常置委員会は教区センターで会議を開き、下記のことを決定した;

(A)  本年度8月開催予定の教区総会の開催場所を、経費の面からレジストロ市開催予定からサンパウロ市聖十字教会に変更する。

(B)   教区分担金を遅滞する教会に対しては、財務委員会が直接、当該牧師、教会委員会と接触し対策をねる。具体的には次回の教区総会にて審議する。

(C)   セルジオ・プレスタ氏の聖職候補生復帰を認める。これにより教区の聖職候補生は10名となった。

(D)  アラサツーバ市の教区経営薬物依存者更正施設の現状と課題。中央ペンシルバニア教区からの援助。

(E)   姉妹教区中央ペンシルバニア教区との進捗状況と今後の方針。特に教会ー教会間の姉妹関係の充実について。 

 

 

. ペレイラ・バッレト市聖アンドレ教会牧師就任式

      

                                セルジオ新牧師の就任式                   伊東主教より堅信礼を受ける3兄弟

約70年前に故伊藤八十二師の開拓伝道より始まったサンパウロより約700キロのペレイラ・バッレト市にある聖アンドレ教会は歴代日本人もしくは日本語が可能な牧師が就任していたが、今回、教会始まって以来初めてブラジル人牧師が同教会の牧師に選出された。初代牧師は故弓場繁司祭でその後、故小野謙蔵司祭、松尾常雄司祭、故ハンセン司祭、そして玉城政和司祭が長年勤務された。玉城司祭がマットグロッソ州の開拓伝道に携わるため転任されて以来、無牧であったが、3年ぶりに定住牧師を迎え、教会は喜びに満ちていた。5月6日夜、伊東主教司式によりセルジオ司祭の牧師就任式が森忍嘱託司祭と多くの会衆臨席の元、厳粛に執り行われた。日本語礼拝は月一回、嘱託の森司祭がグアラサイ市より同市を訪れ、司式されている。

礼拝後、会館で新牧師歓迎会が開催され、約90人の会衆が参加した。

翌日は伊東主教による日本語会衆のための聖餐式、日曜日には「母の日」の特別礼拝が伊東主教司式・説教で行われた。

 

 

                           

                                     セルジオ新牧師に会堂の鍵を渡す教会委員           教会経営の聖アンドレ小学校の「母の日」の礼拝

3)聖公会聖フランシスコ会第一会、総長とアメリカ管区長、サンパウロ教区を訪問する

5月10日、ブラジル聖公会の聖フランシスコ会間安のため、訪伯中のダニエル世界総長とデーリックアメリカ管区長はサンパウロ教区事務所に伊東主教を表敬訪問された。会談では教区内での聖フランシスコ会第一会、第三会の今後の活動について意見が交わされた。この会談にはフランシスコ会修士で現在、サンパウロ教区聖ヨハネ教会日本語主任として働かれている佐藤アントニオ修士も同席された。両師はレシーフェ教区の聖フランシスコ会も訪問、間安され19日に離伯される予定。

 

前列左よりデーレック管区長、佐藤修士

後列左より伊東主教、ダニエル総長