サンパウロ教区報- fevereiro 2005
Esp?rito Santo do Pinhal の礼拝堂
1.2005年度エキュメニカル博愛キャンペーンの開始
従来はローマ教会のみで行われていた全国的な「博愛キャンペーン」は今年からCONIC(日本のNCC)の主催で、エキュメニカルな全国的な運動としておこなわれることになり、1月29日、サンパウロ市内でその運動開始の記念礼拝が超教派で行われた。礼拝にはタイム誌で次期教皇候補の一人に挙げられたクラウジオ枢機卿以下5人のカトリック司教、メトジスタ教会アドリエル監督、ルーテル教会シュネマン監督、長老教会ゲルソン議長、それに聖公会の伊東主教が共同司式した。今年のテーマは「平和を実現する人は幸いである」が選ばれ、1年間を通して、各教会、またエキュメニカルに各地域で運動が推進される。このキャンペーンはその規模からまた寄付額からもブラジル一の規模を誇る。
会場一杯の会衆 当日参集した各教会代表者
2. 教区聖職候補生の夏季修養会開催
霊的指導者ロジャー司祭と聖職候補生たち
1月29日と30日、教区聖職候補生8名は、昨年から始まった新しい伝道地、エスピリトサント・ド・ピニャールでその夏季修養会を行った。日頃はこれらの神学生は、カトリックとメソヂスタの神学校でそれぞれ学んでおり、ともにすごす機会は毎月の教区神学校の特別補習クラスのみであるので、毎年2回の修養会を催し、交わりを深めるとともに、霊的向上を目指している。現在教区には9名の聖職候補生と10名近い聖職志願者がいる。.
通常、聖職候補生は昼間職場で働き、自らの生活を支え、夜学で神学を学んでいる。教区は神学大学の月謝と交通費のみを支給している。 9名中3名は既婚者である。また一人を除いてすべてが聖公会以外の教会出身であることも特記に値するであろう。既報のとおり、今年25年年ぶりに(最後がウイリアムス神学院で勉強された玉置司祭)初めて日系聖職候補生が近々誕生する予定である。感謝。
修養会の模様
2. 聖書学校の開講迫る