サンパウロ教区報 88 - janeiro 2005

 


あなたに向かって手を延ばし、乾いた地のようにあなたを慕う

詩篇143−6


 

 

1. ポルトアレグレ市で臨時主教会議開催

 

オルランド首座主教は1月15日、臨時主教会議を開催、2月末英国で開催される全世界首座主教会議にて、採るべきブラジル聖公会の態度について議論した。また会議では分裂がが確実となったレシーフェ教区問題についても討議された。この問題は首座主教会議でも議題の一つとして取り上げられるものと予想される。

レシーフェ教区主教は「同性愛問題」に関連し、ブラジル聖公会の立場を認めず、ブラジル聖公会からの離脱を表明し、他の保守的な管区への入会を希望している。但し、同教区補佐主教以下17名の聖職はブラジル聖公会に留まることを希望している。

 

 

2. 教区企画委員会を大聖堂にて開催。

本年度初めての教区企画委員会が大聖堂にて開催された。教区奥地の聖職の移動、本年度の新しい教区伝道所開設、および本年度の教区行事について話し合った。

 

  

 

3. 聖職育成委員会の開催

教区聖職育成委員会は1月21日会議を持ち、聖職候補生4名ー Carmen Kawano, varo Antunes, Bernardino Bovelar e Rodrigo Hultadoと一人一人面接し、教区常置委員会への推薦の是非に付き討議した。4名中、3名を推薦することで一致した。これにより、教区聖職候補生は現在の6名から9名となることになる。また初めて日本語を話せる日系女性が聖職候補生となる可能性が出てきた。

 

4. 司祭按手式

 

 

日系教会 聖ヨハネ教会の牧師補であるタデオ執事は1月22日、聖ヨハネ教会にて、伊東教区主教から司祭按手を受けた。式にはサンパウロ市内在住の13名の司祭も参加し、按手に加わった。同司祭はバプテスト教会から5年前聖公会に転向した。フランシコ会修士で2月から1年間、ニューヨークのフランシスコ会修道会で研修する。式には友人のカトリック司祭も参加、按手にも加わった。

タデオ新司祭の両親

 

タデオ新司祭の推薦者