サンパウロ教区報 109 - fevereiro 06


南ブラジルの夕焼け

 

Sabedoria a capacidade de viver a vida por meio do cultivo de

hitos que aumentam a sensibilidade voz interior de Deus.  Autor Animo


 

1.    教区常置委員会

28日、サンパウロ教区常置委員会が開催され、下記の事項を決定した。

a) 弓場執事の司祭按手

b) ジョゼゴンサーベス氏の聖職候補生志願受諾

c) キューバ聖公会司祭ペドロ・ツリアーナ博士の神学教育のための教区滞在の許可

d) その他

 

2.    弓場ダビデ巌執事の司祭按手

 

東京教区の故藤井司祭が司祭按手を受けられる前、確か十数年執事をなさったと聞いた記憶があるが、私たちの教区ではそれを遥かに上回る期間執事をなさっておられる方がおられる。1968年ブラジル聖公会神学大学卒業で、その年の暮れに執事按手を受けておられるので、37年間自分のオプシオンで執事職を選ばれた。神学院の同級生には現ブラジル聖公会首座主教のオルランド主教や元首座主教オラヴォ主教がおられる。彼は日本でも知人が多かった故弓場繁司祭の長男弓場巌執事である。父君が生涯の半分を牧会されたサンパウロの聖ヨハネ教会にあって、牧師補として30年近く主任司祭を補佐してこられた。週日は社会福祉士と勤務され、週末は牧師補として勤務されてきた。歴代の教区主教からの司祭按手の薦めにも頑として応ぜず、執事を天職と考えてこられた。一方、サンパウロ教区では日系聖職の不足から、この数年聖ヨハネ教会では日本から聖職を招聘して牧会に当たって頂いている。岡野主教が2年ご奉仕くださり、現在はフランシスコ会の佐藤儀輔神父がご奉仕くださっている。しかし、佐藤神父も2年の任期が本年末で終わり、北米に帰国される。それを知った弓場執事は先月末、私をお訪ねくださり、司祭按手を志願したい旨を話された。もしろん、願ってもない事でその場で司祭按手を承諾した。本人の心変わりは十数人に減ってしました日本語会衆の牧会を志された事によるものと伺って、その召命を心から神に感謝した。残された余生を老齢化した小さい聖ヨハネ教会の日本語会衆に捧げたいというのが本人の決心である。法憲法規上の手続きを終わり、来る311日聖ヨハネ教会で神学校同級生の首座主教を説教者に向かえ、神許したまわば司祭按手が執り行われる事になった。司祭按手後、聖公会神学院のご好意と関校長のご尽力により、弓場夫妻は日本聖公会神学院で日本語と日本の教会事情勉学のため、今年4月から6ヶ月勉学される予定である。感謝!

 

Rev. David Yuba

 

弓場執事の司祭按手招待状

 

 

Igreja Episcopal Anglicana do Brasil

 

Dom Hiroshi Ito, Bispo da Diocese Anglicana de S Paulo, no quarto ano de sua sagrao, conferira Sagrada Ordem de Presbero ao Diono

 

DAVID IUAO YUBA

no dia 11 de mar de 2006, A.D., 15h, na Paruia de S Jo, Rua Corop 108 Pinheiros S Paulo,SP.

 

Sua presen e oraes s desejadas.

 

 

3.    教区神学校開校

サンパウロ教区では全ての聖職候補生はカトリック、メソヂスタ、プレスビテリアンの神学校で勉学するとともに、教区神学校でアングリカン神学、歴史、音楽、礼拝学等を補習している。期間は3年間で、信徒にも開かれている。

2112006-2008年度の教区神学校の始業式が教区センターチャペルで聖餐式をもって行われた。

聖職候補生に聴講生を含め26名の方々が出席された。

 

チャペルでの聖餐式

     

講師のグラウコ前教区主教と授業風景

 

 

4.    O Sr.JosGonlves o mais novo Postulante da Diocese

(右)ジョゼ氏

 

長年信徒奉事者として奉仕されてきたジョゼ・ゴンサルベス氏が聖職を志願され、常置委員会で正式に聖職候補生として認可された。これで、教区の聖職候補生は11名となった。