サンパウロ教区報 107 - dezembro 05
" 主イエスよ、来てください"
1. サンパウロ大聖堂にて126人堅信、76人アングリカンに転向
降臨節第一主日の11月27日、伊東主教はサンパウロ大聖堂にてブラジル人会衆の正午と午後6時半の2回の礼拝中、堅信式を司式し、126人に堅信を授けた他、主としてカトリックからの転向者76人をアングリカン・コムニョンに受け入れた。堅信を受ける方々が大人数のため、夜の礼拝にはグラウコ前教区主教も補式され、伊東主教と一緒に堅信を授けられた。大聖堂でもこの堅信者の人数は記録で、着実に教勢の発展を示している。
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堅信式 英語会衆の堅信式
また、伊東主教は12月4日の日曜日には英語会衆の礼拝にて司式、説教され3人の青年に堅信を与えられた。
大聖堂の会衆
2. 教区神学校の卒業式
サンパウロ教区では、聖職候補生は全員、カトリックとメソジスト神学大学で勉学し、土曜日に開催される教区神学校で3年間アングリカン神学、礼拝学や聖公会歴史等の補習をうけている。現在、聖職候補生以外にも将来献身を希望する信徒も加え、約20人が勉学している。ブラジル聖公会には2つの管区神学校が存在するが、神学生の全員が昼間は仕事を持って自活しているため、管区神学校での勉学が不可能のため、従来よりカトリック、メソジスト、プレスビテリアン神学校で勉学している。
12月3日(土)、教区センターにて教区主教の司式で卒業感謝礼拝が捧げられ、6人の聖職候補生に卒業証書を授与された。
教区センターでの卒業感謝礼拝
6人の卒業者
3. ブラジル聖公会神学教育研究会、ブラジリアにて開催
ブラジル聖公会神学教育委員会(伊東委員長)主催の神学教育研究会がブラジリアにて開催され、全主教以外にも神学校関係者、信徒代表を含む48人が参加し、3日間の日程で神学教育について討議した。ブラジル聖公会にはポルトアレグレに全寮制の神学校、レシーフェに自宅通学の夜学神学校が存在するほか、8教区にそれぞれの教区神学校が存在する。今回の研究会では現状の神学教育の諸問題が討議されたほか、統一カリキュラムの必要性、神学校間の教授の交換、交流も議論された。
研究会出席者(ブラジリア大聖堂前にて)
研究会のスナップと併せて開催された神学教育委員会
4. 大聖堂付属のスラム内の保育所新築
サンパウロ大聖堂はサンパウロ市内の2箇所のスラムに保育所を経営しているが、その一つの保育所内に建物を新築していたが、この度、建築が終了し、お披露目された。この新築(800m2)により、来年度より現在の50名の幼児が150人まで収容が可能となった。新しい建物には礼拝堂も設けられ、新しく地域への伝道も開始される。
パルケ・ベレンの保育所
輝くクリスマスと良き新年をお迎えくださいー伊東