サンパウロ教区速報 103 - setembro 2005


女性聖職20周年記念礼拝に参加した女性聖職団


 

1.    マウアー市救世主キリスト教会牧師就任式

 

     

タデオ司祭の牧師就任式

 

9月11日、伊東サンパウロ教区主教はサンパウロ郊外のマウアー市の救世主教会を訪問し、新しくNYより先月末帰伯したタデオ司祭を同教会の主任司祭に任命、同司祭の牧師就任式を司式した。その際、2名の堅信と1名の聖公会への受け入れ式も併せ司式した。同司祭は隣接のサンベルナード市の日系教会聖リジア教会の管理司祭も兼任する。

 

2.    伊東主教モジ市カルバーリョ教会を公式訪問

 

           

          堅信を受ける2名の日系ブラジル人             教会の前で教会員の皆さんと

 

約40年前、故島貫司祭が開拓伝道により開始うされたモジ市(サンパウロより60キロの日系人の多い市)の日系教会カルバーリョ教会は、島貫司祭逝去後、故金子司祭が後を継ぎ、その後伊東司祭、松尾司祭が歴任、松尾司祭が日本に帰国後、2年前から初めてブラジル人の女性司祭マリエーネ師が主任司祭として就任している。礼拝の中で伊東主教は2名の青年の堅信を司式した。礼拝後、会館で伊東主教の誕生祝を兼ねた祝会が開催された。

 

3.    ブラジル聖公会女性司祭按手20周年を記念

 

     

  ブラジル聖公会で初めて司祭按手を受けたカルメン司祭(中央)      記念修養会の参加者とオルランド首座主教

 

 

ブラジル聖公会が女性聖職を公式に承認して、今年が20周年になるのを記念してブラジル南部のサンタマリア市で20周年記念修養会が9月15日から18日まで、約30名の女性聖職が参加して開催された。また首座主教、サンタマリア教区主教以外にも他教派の女性聖職も講師として参加した。現在ブラジル聖公会では女性聖職は全体の三分の一を占めるに至っている(約50名)。また8教区の内、3つの教区の大聖堂にも女性司祭が主任司祭として勤務している。

     

他教派より講師として参加した女性聖職

                 

 

首座主教司式で開催された記念感謝礼拝