サンパウロ教区速報 102 - agosto 2005


教区高津主教記念礼拝堂(教区総会開催)

 

1.    聖ステパノ教会牧師就任式

 

55年前、故弓場繁司祭の開拓伝道で設立されたアラサツーバ市の聖ステパノ教会(かって千代修女が数年滞在されたことがある)はここ数代ブラジル人牧師が就任してきた。今回、セルジオ司祭のペレイラ・バッレト市聖アンドレ教会への移動に伴い、伊東主教はカロリーノ司祭を同教会の主任司祭に任命、814日、同教会でその牧師就任式が行われた。同教会はかっては日系人が会衆の大多数であったが、現在は日系人とブラジル人の混合会衆となっている。式には姉妹教区のペンシルバニア中央教区より、マイクル主教の代理としてフレド・ハナマン氏が参加、祝辞を述べられた。同教区は今後2年間、同教会が行っている「青年麻薬中毒者更正施設」を援助される。

また式にはアラサツーバ市、市長、市議会議長が参加され、祝辞を述べられた。

また礼拝中、同教会の創立者の一人である故高橋倫太郎氏の曾孫が幼児洗礼を受けられた。

     

                                   幼児洗礼式                    祝辞を述べられるハナマン氏

 

 

     

                            祝会のスナップ                          ハナマンさんと更生施設の子供たち

 

2.    40回サンパウロ教区総会開催

ブラジル聖公会中央教区から分離してサンパウロ教区が設立されて丁度、35年目にあたる今年、サンパウロ市の聖十字教会で、第四十回の教区総会が、819日、20日に開催された。32名の教区聖職中28名、信徒代議員45名中38名が参加した。教区総会には北米の姉妹教会より主教代理としてマーク司祭、ハナマン氏、メイヤー氏夫妻4名が参加された。また管区よりクリスチーナ・高津・ウィンショフレ総主事が参加された。

 

 

 

     

                                     開会礼拝での聖職団                      総会出席者

 

 

     

                                    牧会教書を読む伊東主教            ペンシルバニア教区代表マーク司祭

 

3.    姉妹教会を訪問したマーク・シェネマン司祭

 

     

                            マーク司祭と伊東主教                      教会学校の子供からプレゼントを受けるマーク司祭

 

サンパウロ教区とペンシルバニア中央教区の姉妹教区協定の特徴は、教区としての互いの姉妹教区関係だけではなく、各教会も互いに姉妹教会関係を打ち立てることにある。教区総会への参加を機に、同教区の聖ヨハネ教会主任司祭マーク・シュネマン司祭は821日の日曜日、姉妹教会のサンパウロ聖三一教会を訪問、説教した。同司祭は聖三一教会の委員会と会議し、今後の姉妹教会関係のありかたについて討議した。