サンパウロ教区報 101 - agosto 2005
1.
カロリーノ神父マウアよりアラサツーバ教会へ転勤
ローマ教会より聖公会に転向したカロリーノ神父は転向後、赴任したマウア市の聖救世主教会よりサンパウロより550キロのアラサツーバ市聖ステパノ教会に転勤された。7月24日の日曜日、伊東主教は同教会を公式訪問し、7名の兄姉に堅信を与える共に、カローリーナ神父の2年半にわたる働きを称えた。同教会の礼拝堂は未完成であったが同神父は教会員の協力の下、自ら会堂のペンキ塗りや屋根の張替えをこなし、教勢も2倍に延ばした。今回、麻薬更正施設を持つ聖ステパノ教会の主任司祭が転勤したため、同神父の活動性を認められ、今回惜しまれつつ転勤命を主教から受けたもの。
司式する伊東主教 教会のバンド
同司祭は聖救世主キリスト教会以外にもミナス州南部の開拓伝道所とスザノ市の開拓伝道を担当していた。
堅信を受けた青年たち 伊東主教夫妻と受堅信者
8月14日、同施設を継続的に援助する中央ペンシルバニア教区より主教代理のハナマン氏(日本聖公会に北米よりの信徒伝道師として40年間勤務された)を向かえ、同神父の主任司祭就任式が伊東主教の司式で行われる。
2.
教区で最も新しい聖アントニオ伝道所を教区主教訪問
伊東主教は7月24日午後、今年2月開拓伝道を開始したばかりのサンパウロ近郊スザノ市の聖アントニオ伝道所を、初めて公式訪問、2名の兄弟に堅信を授け、また6人をローマ教会よりの転向を受け入れた。
同伝道所はアントニオ神学生の自宅の物置に仮礼拝堂を設け、毎日曜日礼拝を続けているもの。既に30数名の日曜日礼拝の出席者に恵まれている。教区として早急に土地購入と礼拝堂建築を願っている。
礼拝堂は小さく全員立ったまま礼拝を捧げている